第2章 運命
『えっと・・・』
一通り目を通し、やっと発する事ができた言葉だった。
おばあちゃんが私に遺してくれた手紙だったのに、感動を通り越し、私の頭の中はハテナだらけになり、涙の一つも出なかった。
呪符?
特級?
呪術高等専門学校?
"おばあちゃん…私よく分からないよ…"
そんな時、五条さんが口を開いた。
『ところでさっ、泉智ちゃん今何歳なんだっけ?
僕としたことが、肝心なとこ聞いてなかった〜!』
『肝心なことを聞かないのはいつものことでしょう』
伏黒君がすかさず突っ込む。
『今中学3年生です。
来年の4月で高校1年生になります!』
『だったらさ、呪術高専に来てみない?
必ず強くしてあげれるよ?』
五条さんは私にそう言った。