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【呪術廻戦】恋は呪へと散りぬるを《更新休止中》

第7章 傾覆




"貸切風呂…あ!ここか!

あれ、鍵がない…
この札をドアに掛けておけばいいのかな?"

私は釘崎さんにオススメされた貸切風呂へとやって来た。
「使用中」という札をドアに掛け、風呂へと入る。



『わ〜!綺麗!!』
そこには夜景が広がっていた。
空を見上げると、綺麗な星空も見える。

『幸せだなぁ〜』
なんて言いながら、一人でお風呂を堪能する。


すると、突然電気が消えてしまう。
''え?!掃除の人…?!こわい…どうしよう……"
バスタオル一枚だったため、外に出ることも出来ず風呂の中で隠れるようにして様子を伺う。


ーガチャッー


誰かが風呂に入ってくる音がした。
『えっと!すみません!!今使用中です!!!』
私は大きな声を張り上げる。
"誰なの?!怖い…!!!"


すると、いきなり後ろから抱き締められたかと思うと、耳元で呟かれる。

『知ってますけど?』

この声・・・


声の主を考えていると、突然背中からお尻にかけてスーッと撫でられる。
『ああんっ』
声が漏れてしまった。
何度も何度も撫でられる。

『ここ、好きだよね?』
そう言われると、次は乳房を後ろから揉まれる。

『ごっ五条先生?!?!
やんっ…やめ…て…ああん』



『なーんだ、バレちゃった?』
そう言うと先生は風呂場の電気を点けに行く。

『ごめんごめん。泉智が入って行くとこ見えたからさ、なんかからかいたくて!』
舌をペロッと出して笑う五条先生。

私は笑う余裕もなく、肩で息をしていた。
お風呂の熱さと先生のイタズラにのぼせてしまいそうになった。

『先生、冗談が過ぎます…』
少しムスッとしながら言うが、本当はやめて欲しくなかった…なんて言えない。


『少しだけ、一緒に入ろう?』
そう先生に提案され、断る理由もなかったので入ることにした。

隣に並び、夜景を眺める。
・・・それだけの事なのに、私の心臓は常に高鳴っていた。
チラッと先生の顔を見れば、澄んだ目でこちらを見て笑ってくれた。

"目隠ししてない先生かっこいいな…"


私が先に上がり、脱衣所で服を着た。

『そういえば僕、泉智に話があるの!
だからさ、後で僕の部屋来てくれない?』
2人で貸切風呂から出た所で、先生が私に言う。


『分かりました!』

"まずは恵君に謝りに行こう…"

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