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【呪術廻戦】恋は呪へと散りぬるを《更新休止中》

第7章 傾覆




パーキングに着くなり、虎杖は慌てた様子で売店に向かう。
俺と泉智以外はみんなバスを降りた。
何の動きもない泉智が心配で席まで様子を見に行くと、2人分の席を使い横になっていた。


『泉智?!大丈夫か?!?!』

『ごっごめんね…ちょっと酔っちゃって…』
谷間ガッツリ見えてるし、涙目だし、上目遣いだし、俺のこと誘ってるのか?と言いたくなった。

『外の空気吸いに出るか?』

泉智に肩を貸し、バスを降りる。
俺の腕には泉智の大きなそこの感触がしっかり伝わる…
"谷間丸見え・・・さすがにエロ過ぎるだろ・・・
これ、他の奴に見せたくねぇ…"

風当たりの良いベンチに座らせ、俺の学ランを羽織らせる。

『ごめんね…』
ボソリと小さな声でか弱く言う。


『伏黒〜!!!
吉本大丈夫か?飲み物と酔い止め買って来た!!』

『ありがとう』

虎杖もベンチに座り、心配そうに泉智を見てる。
…チラチラと胸元見てるのバレバレだぞ。
虎杖は泉智の背中をさすり、落ち着け〜とまじないのように呟いていた。

すると、他のみんなが戻ってきた。
『うわっ…泉智あんた顔色ヤバいわよ?』
『お前乗り物も弱いのかよ?!』
『泉智〜!乗り物に酔うこと先に教えてよぉ〜』
釘崎、禪院先輩、五条先生が口々に言う。

『ツナマヨ…』
そんな中、狗巻先輩だけは顔を真っ赤にして泉智をジッと見ていた。

"先輩絶対谷間見てますよね・・・"



『ご心配おかけしました…。もう大丈夫そうです。』
10分ほど経つと、泉智の顔色も落ち着き、少し元気を取り戻したように見えた。

ん〜っと伸びをする泉智、胸がより強調され、集中していないと俺のそこが元気になってしまいそうだ。気が抜けない…


バスに乗り込むが、今度は俺が泉智の横に座った。
虎杖はブーブー何か文句を言っていたが、これが本来の座る位置だと言わんばかりに座ってやった。

『私ほんと何してもダメだね…。みんなに迷惑かけちゃう。
恵君も嫌になっちゃうよね…』
少し涙目になって言う。


"お前のそういうところだ、俺の守りたい欲を駆り立てるのは"

『大丈夫だ、いつでも守ってやるから』
俺は泉智の頭を撫でてやった。

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