• テキストサイズ

呪術師の日常

第1章 伏黒恵




あの日から数か月が経ち


私たちは東京都立呪術高等専門学校に入学した。

1年生は…2人!???



あと1人女の子の入学は決まっているらしいけど、、
それでも3人か…。

先輩方も少ないし人手不足というのは本当らしい。




入学して自分の術式が未来予知だという事を知った。


確かにあの時脳内に流れた映像と同じ出来事が起こった。




でもそれって戦いの役に立つのか?



その疑問をそのまま五条先生にぶつけてみると



五「僕は羨ましいけどな~その術式」
『え…?』
五「だって未来がわかるんだよ?相手がどんな攻撃をしてくるのかわかるんだよ?最強じゃーん!
あ、でも僕には必要ないか、当たらないし。」
『当たらないんですか?』
五「そ!試しに僕に触れてみる?」


悪い大人の顔をした五条先生はそう言って右手を前に差し出した。


私も同じように手を前に出して触れようとすると、



『え、何で』

私の手は五条先生に触れる直前で止まった。


五条先生曰く正確には近づくほどに遅くなっているらしい。


五「これが無限。」

そう言って五条先生は私の手を握りしめた。


『五条…先生?』



「生徒に何やってるんですか」

五「あーあ恵に邪魔されちゃった。」
伏「聞こえてますよ」
五「何イライラしてんの~嫉妬?」
伏「してません。」


そう言いつつもいつもより人相が悪い気がする。



伏「行くぞ」


それだけ言って伏黒くんは私の腕を掴んで部屋を出た。




『あの…!』
伏「あ、すまん。


あの人には関り過ぎない方が良い。」


『え…?』


伏「さっきみたいになるから。
戦い方はあの人に教わった方が早いけど、それ以外のことなら俺でも教えられる。
だから、、もうちょっと頼って、欲しい…//」


顔が赤い…?
伏黒くんも照れるんだな~


『うん。ありがとう!』




この日から私はちょっとした疑問はすべて伏黒くんに聞くようにした。

そうやって色々話している内に随分と仲良くなれた気がする。





そんなある日
伏黒くんにとある任務が入った。



《宮城の学校にある特級呪物、両面宿儺の指の回収》


/ 8ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp