第4章 五条悟
僕がまだ学生だった頃七海たちの学年に1人女の子がいた。
式神使いでそれなりに強かったけど同級生が亡くなった事に耐え切れなくて退学した。
その後彼女がどこで何をしていたのかは知らない。
だけどある日
1本の電話がかかってきた。
「突然すみません、新井です。
近々高専へ伺いたいのですが空いている日あります?」
五「どうしたの??」
「いや、まぁ色々…」
五「何でもいいけど、明日は?空いてる?」
「はい!大丈夫です。」
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五「え、スーツ?どうしたの?
就活失敗して慰めてもらいにきたの??」
「久しぶりに会った後輩への一言目がそれってどうかと思いますけど」
五「冗談だよ笑」
五「補助監督として戻るつもりかな」
「…はい。」
五「戦えなくなるけどそれでもいいの?」
「あの日から戦うのが怖くなったんです。
でも、最近の状況を七海君から聞いてたら何だかあの頃が懐かしくなってしまって…笑」
五「七海と連絡取ってたんだ」
「同級生ですしね~」
五「僕とも取ってくれてもよかったのに~」
「え、、、」
五「何その顔…( ̄ロ ̄lll)」
「い、いや、、別に…
てか、五条さんいつの間に一人称僕に変えたんです?」
五「最近だよ」
「ふーん」
この日から彼女は補助監督として高専に戻ってきた。