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FLYHIGH(ハイキュー)

第4章 代表決定戦


コートチェンジの間にやっちゃんのとこに辿り着いた

「歩ちゃんどこ行ってたの?影山くん大丈夫だった?」

「うん、大丈夫。私は軽く迷子になってた」

「ええっ…歩ちゃんが迷子ってなんか意外」

「はは、さっ2セット目始まるで」

「うんっ」

2セット目は相手チームのミスが多く、完全に烏野ペース

普通は決まるボールも、大地さんが拾う

どんなボールも拾われる苛立ち

それが焦りからミスに繋がる

攻撃型の烏野の中でレシーブの要

それが大地さん


条善寺が総崩れになりそうになったその時

タイムアウトの合図

そりゃそうやんな

このままやったらやばいもんな

何を言ってるのかよく聞こえへんけど、向こうのマネージャーさんが喝を入れてるのが分かる

そして

明らかにその後条善寺の動きが変わった

何を言ったか分からんけど

たった一回のタイムアウトで

あれだけの時間でチームをあれほど変えられる

なんてすごいマネージャーなんやろ

私なんか中途半端やったら辞めろまで言われて…

いや、それはさっき和解したんやけど…

私ってなんかみんなの役に立ってるんやろか


もやもやと考えてるうちに

相手チームのアウトで試合終了

烏野は次の試合に駒を進めることになった



「お疲れ様でした!」

階下に降りて、ノヤさんや田中さんとハイタッチ

と、翔陽の前にダテコーの最も怖そうな人が現れた


「明日お前を止める」

「…絶対かわします」


あんな強そうな人にロックオンされてるとか翔陽何者なん?


「翔陽、次の対戦相手決まったで」

「あ、うん」

廊下にいる翔陽を呼びに行くと、最も怖い人がダテコーの人達と合流して体育館から帰っていく所

二口さんが私に向かって指をさす



「あれどういう意味なん?」

私は翔陽に訊ねる

「どれ?」

「なんか指差されたんやけど」

「青根さんはロックオンした相手、指差すって言ってた気がする」

「ロックオン?!怖すぎやろ、私なんかしたかな?」

「歩俺よりデカイからな!選手と間違われたんじゃねーの?ハハ」

「そんなことないやろ。ちなみに青根さんってゆーのはあの強面の人?」

「そうそう、すげーブロックなんだ!まぁ絶対かわすけどな!!」

「うん、明日も頑張ろう」
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