• テキストサイズ

FLYHIGH(ハイキュー)

第13章 新たな風


ー歩side

2泊3日の合宿が終わり、今日はオフ

午前中はダラダラとベッドで過ごしていた

と、携帯が着信を告げる

〜♪

LINEの着信じゃないし…と思いながら画面を見ると、知らない番号…



誰やろう…


恐る恐る電話に出る


「あ、歩ちゃん?久しぶり?元気してたー?」


電話口から聴こえるその口調は名乗らずとも分かる


「…もしかして及川さんですか?」


「そうだよー」


「そうだよーって…連絡しないって言ってませんでしたか?」


「えー?俺そんなこと言ってた?そんなことよりさ、今暇?出てこれる?」


出てこれる…ってどういう意味だろう

デートの誘いならお断りしないといけないし…などと逡巡していると

「あれ?もしかしてデートの誘い、とか思ってない?違うよ、ちょっと手伝って欲しいことがあってね」

「手伝い…ですか?なんの?」

「俺、小学生のバレーボール教室で子供にバレーボール教えてるんだけど、ちょっと今日人が足りなくて」

「青城のみなさんは?」

「内緒にしてるんだよ、休みの日はデートって言ってんのに実は子供とバレーボールしてるとか恥ずかしくて言えないからね」

「なんですかそれ(笑)…まぁ、分かりました。で、どこ行けばいいんですか?」

「え、来てくれるの?ありがとうね〜じゃあ青城の最寄駅まで迎えに行くから」




安請け合いしてしまったけど、少年バレーボールの練習に私が行って何か役に立つのかな

それにしても及川さんが子供にバレーボール教えてるとか意外だな

その姿を思い浮かべてフフフと笑いが込み上げる



私はジャージに着替えて、準備を始めた
/ 554ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp