• テキストサイズ

FLYHIGH(ハイキュー)

第3章 春高予選


ー歩side

今日はいよいよ一次予選一試合目

扇南高校との一戦

そして勝てば、長身2メートル超えの選手がいる

角川学園高校



一試合目がスタートする

みんな序盤から動きが全然違う

一発目から東峰さんのノータッチエース

ベンチにマネージャーは1人しか入れない

もちろんそれは潔子さん

私は観客席でやっちゃんと抱き合って喜ぶ

タイプの違う強豪と毎日毎日練習してきたから、身体と目が慣れてるみたい

ツッキーが相手のタイミングを見ながらブロックに飛び

ドシャット!

一瞬黒尾さんみたいって思った

試合は最後まで烏野優位で進み2セット連取して一回戦をモノにした





二回戦

2メートルとの戦い

「事前に調べた情報ではバレー経験は浅いみたいやけど、威圧感ハンパないな」

「うん、月島くんが小さく見えるよね」

「翔陽なんか40cmくらい差あるんちゃう?」

「うるせー歩!!」

「大丈夫だって!キティちゃん1人分だから」

やっちゃんが慌ててフォローする

「それフォローしてんの?」

「大丈夫!ピカチュウも40cm」

と、山口くん

「フジクジラも40cm」

ツッキーがぼそっと言う

「フジクジラってなに?」

翔陽は頭を捻る

「サメの一種」

「ツッキー博識!」

山口くんが盛り上がる

「俺はフジクジラと合体したい」


「お前本気でびびってんのか?」

影山くんが翔陽に言う


翔陽の目

ビビってなんかない

あんなキラキラした目


「翔陽はサメなんかブッ刺さんでも大丈夫やろ?」

「おう、行ってくる!」

みんながコートに入っていく

「さ、やっちゃん、うちらは2階にあがろうか」

「うん」





試合が始まる

手を伸ばすだけでコートから手が出る大きさ

2メートル

その身長が最早才能


立ち上がりからブロックの上から打たれるわ

翔陽はブロックされるわ

押される展開になる


「なんか影山くん静かやない?」

「そう、かな?」

「嵐の前の静けさって感じがする」

「あっ!」

やっちゃんが大きな声を出す

影山くんがトスを上げて、翔陽の新速攻がキレイに決まる

思わずやっちゃんとハイタッチする

「あの速攻見たことある!」

ギャラリーからも声が上がる
/ 554ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp