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FLYHIGH(ハイキュー)

第2章 合宿


「へいへい歩!!俺は?俺はどうした!」

「いや…その…もちろん木兎さんの連絡先も」

「だろっだろっ?」

木兎さんは私の手から携帯を奪い取り、自分の連絡先を入力した

「いつでも連絡してこいよ!」

「あ、ありがとうございます」


なんかよく分からんけど、木兎さんのおかげで色んなことがうやむやになって良かった気がする



どっと疲れた

人のいないところまで行って日陰に腰を下ろす

「あーもうめっちゃ疲れた!」


「お疲れ様」

ハッとして顔を上げると


「え、あ、赤葦さんっっ?お疲れ様です」

「隣大丈夫?」

「あ、はい!」

赤葦さんは冷たいペットボトルを差し出して、隣に腰掛ける

え?なに?私なんかやらかした?



「…さっきは木兎さんがごめんね」

「あ、いえむしろ助かったと言うか」

「?あの人強引だから嫌なら断ってね。君の彼氏も毎日夜練に付き合わせたし」

「彼氏?」

「月島、と付き合ってるんだよね?」

「いえ」

「でもうちのマネージャーが2人がキス…

「わーーー!違います違います!いや、違いませんけど!」

やっぱりかおりさん言ってるし!!

「正直よく分からないです」

「え?」

「私は、ツッキーがいつもバレーに対してアツくなりたいのに、ならんようにブレーキかけてるように見えたから、もっと思いのままに動いていいと思うって言ったんです。そしたら…」

「キスされた?」

「はい。…で、別に何か言われたわけでもなく」

「告白的なのはなかったってこと?それ、もし告白されてたらどう答えたの?」

「…分かりません…キスされたから意識しただけなんかも…ってほぼ初対面で何聞かせてんねんって感じですよね、ごめんなさい」

「ううん、大丈夫。あとさっきのあれ、連絡先聞いてたのも、なんか黒尾さんに言われた?」

「赤葦さん…お見通しですね。実はツッキーに自主練参加させて、やる気出させたら、みんなの前で黒尾さんに連絡先を聞くように言われました」

「あの人の考えそうなことだね。でも…その条件、月島のために呑んだんだよね?好きでもないやつのためにそこまでするの?」

「ツッキーのため…っていうかチームのためですかね。烏野がレベルアップするには黒尾さんのブロックが必要やと思ったんで」

「雑食」
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