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FLYHIGH(ハイキュー)

第2章 合宿


「どうって…」

「いいじゃん、歩ちゃんと背高メガネくんお似合いだよね!」

「本当に!美男美女でモデルカップルじゃん」

「そうなんです!歩ちゃんと月島くんは進学クラスの中でも夫婦って言われてて、私もお似合いだと思うよ!急にキッスはびっくりしたけど!」

やっちゃんが大声で言う

キッスて言わんといて

思い出すやん

恥ずかしい

「やだー!真っ赤じゃん!付き合っちゃえ付き合っちゃえ!」

かおりさんはノリノリ

「それとも、歩ちゃん、他に好きな人でもいるの?」

潔子さんが言う

「いや…そんなことは…」

口ごもる

「でも月島は冗談でそんなことしたわけじゃないと思うから、ちゃんと考えてあげた方がいいと思う」

潔子さん…

その後は他のマネージャーの恋バナに話がうつり、私は解放された

みんなに今日のことはくれぐれもマネージャー内だけの秘密にしてもらうようにお願いした

守られるかは知らんけど…








次の日の朝

早くに目が覚めた

外の空気を吸おうと外に出る

夏の朝の匂いは清々しくて好き

連日みんなが走り込んでる裏山に寝転がって目を閉じる



あー今日は1日音駒ベンチにいよ

ツッキーの顔見るのも恥ずかしいし

何でかしらんけど影山くんの顔見るのも気まずい


「はぁ」

「なに溜息ついてんの」


目を開ける


「ツッキー!」

私は芝生から飛び起きる

「そんな大声出さなくても何もしないし」

「前科一犯のくせに…」

「何してんのこんなとこで」

「誰かさんのせいで目が覚めた」

「あっそ」

「大体昨日見られてたんやで?」

「何を?」

「何をって…そのっ…ツッキーが」

顔が真っ赤になっていくのが分かる

「僕が何?」

ニヤニヤと意地悪い顔で見下ろしてくる

「キ…キスしたやん」

消え入りそうな声で言う

ツッキーは満足そうに笑うと

「僕は別にいいよ、歩にキスしたの見られてても」

「ちょ、ほんま大声でキスとかやめて」

私は両手で顔を覆う





もう…なんなんまじで
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