第6章 日常
梟谷3年まじ自由
「木兎さん、このまま左手に行けばタワー・オブ・テラーがあります。そこでファストパスを取ってセンターオブジアースに並びましょう、絶叫無理な方いますか?あと白福さん、こちらがチュロス売り場に☆印をつけたマップです。隣にフレーバーが書き込んであるので参考にしてください」
…赤葦さん…
なんかもう…ドンマイ
か「ねーねー、せっかくみんなで来たんだからカチューシャとかつけちゃおうよ」
更にかおりさんまで…
「それなら、入ってすぐにストアがあります。何のカチューシャをご所望ですか?」
か「やっぱダッフィーかな?」
「いいですね!私シェリーメイにします」
「では行きましょう」
「なんなん、赤葦さんツアコンなん?」
「いやー、大体梟谷で動くといつもこんな感じかな」
いつの間に買ったんか、雪絵さんが首からぶら下げたポップコーンのバケツに手を突っ込みながら答える
いやいや、梟谷における赤葦さんの負担大きすぎるやろ
赤葦さんに案内されて、カチューシャ売り場に向かう
リボンのついたクマミミ
SNSで#ディズニーシーとかでよう見るやつ
サッとはめて、近くにいる木兎さんの方を見る
「どうですか?」
「歩やべー、まじで破壊力」
「木兎さんもめっちゃ似合ってますよ」
梟ヘアにネコミミのジェラトーニのカチューシャ
「なっはっは!てか音駒だったら全員これだな」
木兎さんが笑いながら言う
研磨さんがジェラトーニ…
イイ!
カチューシャを買ってストアを出ると、外で待ってた赤葦さんと目が合う
めっちゃ真っ赤な顔して目を逸らされた
え?なんで?
「なんか変ですか?」
「いや…その逆」
「へ?」
「アカーシ!歩ちゃんが可愛すぎて直視出来ないんでしょ?」
かおりさんがニヤニヤしながら言う
「そんなことないです、お二人も似合ってますよ」
「ついで感!」
「さぁ、行きましょう!ところで絶叫無理な人は?」
「俺、あんまかも」
木葉さんが答える
雪「私は餃子ドック食べたい」
か「雪絵が心配だから私は雪絵についていこっかな」
「実は俺もあんまり…」
赤葦さんが言う