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FLYHIGH(ハイキュー)

第6章 日常


ー歩side

二口さん、出会った時はめっちゃ怖かったけど、普通に優しい人やった

お兄ちゃんがいたらこんな感じなんかな

「歩、家近く?」

「あ、はい。チャリで10分ないくらいですかね」

「遅いから送ってやるよ」

「えー、オラヤサ、ヤサ多めですね!」

「定着さすなよ」


何も言わず自転車を押してくれる二口さん

隣を歩くと、やっぱり背高いなぁって思う

「今日は本当にありがとうございます」

「ちょっとは元気出たか?」

「はい」

「またなんかあったら、いつでも話聞いてやるから」

「二口さんって本当はめっちゃ優しい人なんですね」

「本当はって何だよ」

「だって初対面で烏野叩きのめすとか言うてたし」

「それは今でも思ってるから」

「うわー、オラの部分出てきた〜」



話してるとあっという間に家の近くについた


「何かあっても今の状態じゃ連絡しようないだろ」

別れ際にそう言って二口さんは連絡先を教えてくれた

「じゃあな」

「ありがとうございました、お気をつけて」


ペコっと礼をして自転車を押しながら家の敷地にはい…


「おねぇ、おかえり」


うわ


ニヤニヤする妹たち


「ただいま、何で外におるん?」

「母ちゃんがお姉が遅いから2人で外見てきてって、なぁ?」

「なぁ?そしたらお姉が男の子と帰ってきて」


見られてた


「背高いから蛍君かな〜思ったらちょっとちゃうし…」

「けどイケメンやったよな?」

「ほんまそれ、お姉なんなん?いらんのやったら蛍君、私にちょーだいや」

「やらへんわ!」

「ほんでもコッチ来てからお姉のモテ具合やばいな」

「でもまぁ、アッチおった時はお姉が侑の彼女て街中知ってたからな」

「もうええって、さっきのは他校の先輩で話聞いてもろてただけ」

「うわ、他校にまで…」

「ほんまもうええって」

妹たちを振り切り、玄関の扉を開ける



気にせーへん

そう決めたけど

心のどっかでは、赤井さんの話聞いて

ツッキーは何て答えたんやろ?とか

西川さんに告白されたんかな?とか

やっぱ色々考えてしまう
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