水光接天 【鬼滅の刃/宇髄天元・弟】【中編】【R18】
第12章 ※決断
天空はあやの身体を少し起こして、胸の膨らみを両手でそれぞれ包み、優しく撫でる。すぐに硬くなった先端に指が当たるとあやの体が跳ねる。
その反応を見ながら天空の手は下がっていき、あやの腰を掴んで括れや腹筋を指でなぞる。そして人差し指をつつっと下腹部の蕾までゆっくり下ろしていく。またピクンとあやの身体が跳ねる。そしてあやの顔を覗き込み、微笑む。
「あや、今度はここに集中しろ。さっきよりも善くしてやる。」
あやはこのままではまずいと頭では思ったが、体は正直で、頭の奥がじわじわと熱くなり、胸の突起はすでに反応して、肌が聳っている。背中はもうずっとゾクゾクして止まらない。これから先の行為を期待してじわと蜜が溢れた。
と、その時。
廊下から「天空様。お取込み中失礼します。」と声がする。
天空は嫌そうな顔で返す。
「・・おい・・後ではだめか?」
「・・・ご当主様から文が届きました」
天空はチッと舌打ちをし、数秒何かを考えたが、あやをそっと膝から下ろす。部屋の隅からあや用に準備されていた浴衣を持って来てあやの肩にかけ、廊下から裸が見えない様に羽織らせる。
天空は「すぐ行く」と言いながら廊下に行き、文を受け取る。
その間にあやはさっき外された水晶の袋を手繰り寄せ、ぎゅっと握ってまた首に掛ける。
天空は渡された文にすぐに目を通すと、またチッと舌打ちをしてあやを見る。
「親父が一刻ほどしたらここに来るそうだ。会いたくない。親父が来る前に用意して出るぞ。」
天空はあやの方へ近づくと抱き抱えて風呂に向かう。チラとあやを見て言う。
「あや、またお預けだ。・・・お前を俺の身体から離れられなくしておきたかったのに。」
(・・・助かった。)
あやは天空に悟られない様にほっと胸をなでおろす。