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水光接天 【鬼滅の刃/宇髄天元・弟】【中編】【R18】

第12章 ※決断


あやは視点が定まっていない様な目で天空を見るとほぅ・・と甘い息を吐きながらゆっくり瞬きを数回する。一度下を向きすうっと息を吸うと足に力を入れて、天空の前で膝立ちになる。
少し惚けた顔で天空を見ながら、「天空様・・・お手柔らかにお願い致します。」と言うと、両手の指を拡げて天空の髪を後ろに梳く。少し癖のある髪は見た目よりも柔らかかった。前髪を梳くと、形の良い額が露になり、強い双眸がより一層よく見える。あやは少し微笑みながら額に口づけをする。天空の瞳が驚いた様に少し揺れた。
そしてあやは頬や鼻の先、瞼、唇、顔の至る所にちゅちゅっと唇を落とし、最後に耳朶を噛んでから「天空様」と囁いて舌を入れ、耳を舐める。天空が少しくすぐったそうに肩を上げたので肩に顔を乗せて背中に腕を回して抱きしめる。静かに天空もあやの背中に腕を回す。あやは正直に天空に言う。

「天空様・・私、閨の技は余り知りません。すみません。」

「くっくっ・・分かっている。技を仕込む前に里を出たからな。でも、続けてみろ。悪くないぞ。」

あやは、天空が自分を特別だと言ってくれているので初々しいのが良いのだと考える。そしてどうやらそれは当たっていた。
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