第12章 ※決断

そして、わざと少し乱暴にあやの下腹部に手を伸ばして、蜜が溢れてしまっている部分を指先で探る。ちゅぷ・・と音を立てながら中指を一度奥まで入れてぐるりとかき混ぜる。「あっ」とあやが切ない声を上げたのを聞いて、直ぐに抜く。ぴくりと膝が跳ねる。指を抜かれたことが名残惜しいのか膣が収縮し始める。

「あや・・・いい反応だが、・・くノ一がそんなに乱れてどうする。もう一度強く舐めるから、今度は最後までちゃんと見てろ。」
天空は、中を混ぜた時に指についた透明な蜜をあやを見ながらべろりと舐める。
あやの頭の奥は熱に浮かされて、ぼうっとなった。言われるがままに自分の胸元に視線を落とす。
もう何も言われなくても意識の全ては突起に集中していた。天空があやの胸に顔を近づけながら目を伏せる。鼻筋が通っている上に、睫毛も長い。綺麗だなとあやが少し視線を向けると、ちらりと流し目で目を合わせてくる。あやの背中がぞくりと震え、もうずっと鼓動が早い。
天空は少し微笑むと口を開け、舌を伸ばし、舌先で突起の周りをくるりくるりと舐めて弾く。そして唇に力を入れてちゅぅと吸う。予告したのに反して強くはなく、優しく慈しむように。
時折あやの方へ笑ったような目で視線を向ける。それを数回繰り返す。天空が胸に口づけをするたびにあやの口からは甘い喘ぎ声と震える吐息が漏れている。完全にあやの体と頭は彼の思うままに溶かされてしまった。

天空はあやの惚けた顔を見て優しく唇を重ねる。

「あや。言った通りにできたな。善かったか？お前・・もう俺と目が合っただけで乳首が立つようになるぞ。・・・ほら、くノ一、お前の技はないのか？」