第12章 ※決断

天空はあやの目をじっと見ながらゆっくり突起に口を近づける。わざと時間をかけて、ゆっくりと口を傍までもってくる。はぁっと吐息を掛ける。全身の肌が聳つ。
あやの頬は赤く上気し目が潤む。
天空の口が突起に触れるのを今か今かと期待して目が離せない。
喉をごくりと鳴らし、何もされていないのに小さく「ぁ・・。ぁ・・。」と吐息が漏れる。
全ての神経がそこに集中しているのを見て、天空はぱっと口に咥える。固くなった突起を倒す様に思い切り舌で弄び、チリと痛みが走るくらいに強く吸う。
同時にもう一方の突起もまた親指の腹で強くグリッと倒すときゅっと抓んで軽く引っ張る。

「あ！！あああぁ・・あ・・・あ・・・・んんんっ。」

待ち望んだ刺激は思った以上に強く、あやの身体は強張り、背中を大きく逸らして目を閉じる。
すぐに目の前の天空の首筋にしがみつく。体がぶるぶると小刻みに震えてしまう。
声を我慢しようと奥歯を噛みしめたが、背中から駆けあがって来る快楽の方が強く、重い快感を逃がそうと口を開けて声を出してしまう。一気に腰が砕けて、天空の腿にへたりと座り込む。

天空は満足そうに片方の口角を上げ、「まさかあれだけで達したか？」と言いながらあやの顔を覗き込み、口づけを始める。滑り込ませた舌で、あやの口内の奥の方をどんどん犯していく。