• テキストサイズ

水光接天 【鬼滅の刃/宇髄天元・弟】【中編】【R18】

第16章 ※新月


少しづつ奥へ入って来る圧迫感に体がピクンピクンと反応する。
「ちょうど今、中ほどまで来たぞ。指と比べてどうだ?」
あやは問いには答えられず、大きく首を振りながらゆっくり深呼吸をする。
「痛いか?」
あやが首を横に振ると、天空がまたぐいっと腰を進めてくる。あやの顎がぐっと上がり、「はぁっっ」と息を飲んだ。
「善いか?」
あやは、その問いにも答えず、肩で息をしながら天空と目を合わせると、手で自分の口元を覆った。
すぐに手が外される。
「隠すな。善がっている顔を見るのがいいんだ。」
ぐっぐっぐっと天空は奥まで腰を進める。「・・――――っ」声にならず、大きく息を吸いながらあやの身体が仰け反った。その仰け反った腰を天空は抱きしめ、これから始まる動きで体が逃げない様にした。緩急をつけながら腰を動かしていく。溢れる蜜で動かしやすくなってきた。あやから漏れる声は色を帯びてくる。ぐっと腰を押し込まれて、奥に当たった感覚があった。ビクンと身体が跳ねる。
「奥だ。・・・苦しいか?」
あやの身体はふるふると震えているが、固く閉じていた瞼を少し開け、チラと天空と目を合わせてから小さく言う。
「・・・ちょっと・・苦・・し。でも、気持ち・・い・・。」
天空は口の端を上げて少し笑い、奥まで入っているそれを少し引き抜く。半分辺りまでをゆっくりゆっくり角度を変えながら掻き混ぜていく。
「あぁ・・・あっ・・・・そら・・んんっ。」とあやの口から漏れた甘い声を聞きながら天空は顔を近づけ、チュッ、チュッと唇を重ねる。そして繋いだ掌にもう一度力を込める。
また額をこつんとつけ合い、鼻先と鼻先もちょんと付ける。目を合わせると甘い吐息と共に、「あや。俺も、気持ちいい。」と呟く。天空の言葉にぐらっとあやの視界が揺れる。
・・・あやの心はこの黒い瞳の黒い龍に奪われた。
少しずつまた奥に向かって進めていき、あやが顔をしかめると少し浅くする。それを繰り返していくとあやの声が益々甘くなり、顔がふわっと上気していく。そしてまた奥に当てると「あっ」と声が漏れる。
/ 126ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp