第96章 緋色の真相1
安室side
赤井にそう忠告しこれ以上用はない為、立ち去ろうとしたが
思い出しながら俺は、赤井が真相を話すまでFBIを追わせていた部下達に退避するように命令する電話をかける
ピッ
降谷「俺だ。真相は掴んだ、今すぐ退避…」
部下a『降谷さん。FBIの連中は、車に高校生くらいの女性を乗せて移動しています』
降谷「 !?なに、2人だけじゃないのか? 高校生って、制服は!?髪の色は?」
部下a『制服は、帝丹高校。青髪のストレートヘアの女性です!』
降谷「!!」
特徴的に、すぐに怜花だとわかってしまう
降谷「今すぐ向う。どこまで追跡している!」
部下a『今は来葉峠です!』
そう言うと急いで切る
降谷「くそっ、何故怜花がアイツ等と」
赤井「もしかしたら、真実を知る為だろうな。ジョディは坊やや、君と仲が良い事を知っていたしな」
降谷「……面倒くさい仲間を持ったな。彼女を巻き込んでっ」
赤井「俺に言うな。とにかく、俺も行く」
赤井は準備をしながら話す、頷づきながら車に乗り込む。
★★
ジョディside
あれからキャメルは、後ろの車を巻く為にカーチェイスを始めていた
貴「…うっ、酔うっ…」
ジョディ「だ、大丈夫怜花?…キャメル!少しスピードを落して!」
キャメル「けどっ、追いつかれますよ!」
かなりの時間カーチェイスを繰り返しており、怜花が酔い始めてる
どうしよう……
ジョディ「…………!キャメル、前っ」
キャメル「…!!」
キィィィッ
私達の目の前に、一台の車が止まっており勢い良く止まる
ジョディ「…な、何でここに車が」
松田「……悪いが、行かせねーよ?」
萩原「怜花ちゃん、返してもらおうか」
桜「喧嘩越しになるなよ、お前ら…」
ジョディ「!貴方達…」
車から出てきたのは、日本警察でよく喧嘩を吹っかけられる2人と知らない1人
それから…後ろからも車が追いつき止まり始める、先程より増えてる車の数
ガチャ
ジョディ「!!」
降谷「怜花!!大丈夫か?!」
貴「……っ零、さん…?」