第95章 緋色の帰還4
貴方side
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ジョディ「…それで、教えてくれないかしら?知ってる事を」
貴「…」
キャメル「……赤井さんについて、俺達は知りたいんだ」
車を走らせながら問いかける2人に、沈黙の私達
貴「……すみませんが、詳しい事は…私からは言えません」
ジョディ「怜花…」
貴「知りたいなら、彼の口から聞いた方が良いと思います……2人が、今話題にしてる方に」
ジョディ「っ!!……それって…」
私の言葉に、赤井さんの状況がわかったジョディ先生にキャメルさん
すると…
貴「……キャメルさん…後ろに、車が…」
ジョディ「!」
キャメル「2人共、少しとばします!」
貴「え」
それから、車は勢い良くスピードが出始める
★★
安室side
安室「そこから先は簡単でした…来葉峠の一件の後…その少年の周りに突然現れた不審人物を捜すだけ。そしてここにたどり着いたわけです。
あの少年とこの家の家主の工藤優作氏がどう言う関係かまだ分かっていませんが…」
カップを取って一口紅茶を飲む
安室「だから今すぐそのマスク、取ってくれますか? 沖矢昴さん。いや………FBI捜査官・赤井秀一!」
その時、沖矢昴はマスクの下でフッと笑う。
糸目であったはずの目は開かれ、グリーンの瞳が露わになる。さらに彼は首のチョーカーに手を伸ばし、真ん中のボタンを押す
沖矢「…流石だな。やはり君は、敵に回したくない男の1人だ。降谷零君?」
安室「……やっと本性を見せたか、赤井」イラ
赤井「だが、あの少年にあだ名のことを話したのは失敗だぞ。
今日、訪ねてきて探りを入れられた。助けられた手前協力してな…お前の正体は、もう気づかれているだろう」
降谷「!……なんて恐ろしい子だ、やはり彼はただの子供じゃないみたいだな。
コナン君が知ってるなら、怜花も知ってたんだろうな…」
赤井「…後、スコッチと……シェリーも知ってるぞ」
降谷「何?!」
ヒロの奴……一言もそんな事…
降谷「…俺は、組織にお前を突き出すつもりはない。だが許可なくFBIが日本で勝手に捜査をしていること、そして楠田陸道の死体遺棄及び損壊に関して…全てが終わったあと追求する」