第84章 緋色の序章3
貴方side
目暮「昨夜ここで殴られ、杯戸公園まで運ばれて階段から突き落とされたってんですよ。ここであなたがたと会う約束していた、渋谷夏子先生がね…」
2人「えぇ?!」
驚くと、男の人が叫ぶ
男「ちょっと待て!俺達、疑われてんのか?!」
女「冗談じゃないわ!」
目暮「とにかく!お二人ともなんの用事で渋谷さんと会う約束をしたのかお聞かせ願いますか?」
目暮警部は順番に話を聞くことに
女性の名前は植野晶代。息子さんがいるらしく、渋谷さんには誘惑しないようにと忠告をしに来たらしい。短いスカートの服装が気に入らないようだ。会いに来たのは8時過ぎで、10分ぐらいて帰ったらしい
次に、男性の話を聞いた。男の名前は神笠文幸。字が汚くて下げられた娘のテストの点数が気に入らなかったらしい。9時前くらいに訪れたらしいが、すでに真っ暗で会えずじまいらしい
ジョディ「…夏子はそんな理不尽なことはしないと思いますけど…」
神笠「じゃあ見せてやろうか?娘の答案用事を。その上、妙な探偵まで雇いやがって…」
目暮「妙な探偵?」
神笠「ああ!直接家に怒鳴り込んでやろうと思って後をつけてったら、いきなり胸ぐらを掴まれたんだよ!」
?「…仕方ありませんよ」
全「!」
いきなり聞こえた第三者の声に、その場の全員が驚愕。
なんせ、入ってきた探偵は…零さんだったから
安室「…僕は彼女から、ストーカー被害の依頼を受けていたんですから」
コナン(バーボン、だと…?!)
安室さんの登場に、コナンの顔が驚愕と恐怖の色になる、かなり警戒している
それに気づいているのか否か、安室さんは視線をジョディ先生達にやる
安室「…で?そこの英語の先生かなにかで?」
2人「…」
笑顔な安室さんに対して、FBIの2人は警戒心と嫌悪感が丸出し中。
松田「……こいつ等はFBIだ」
嫌嫌そうに零さんに教える陣平さんに、FBIと聞いた零さんは目の色を変える
安室「ほぉー……FBI、ですか」
貴・コナン「…」