第82章 緋色の序章1
貴方side
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ある日の放課後、途中で蘭達と分かれ近道の杯戸公園の中を歩きながら帰っていた
すると
貴「……ん?」
階段を降りようとした際、見覚えのある人達がゾロリと居た
貴「目暮警部、それに皆さんも…」
目暮「…!怜花君!?」驚
松田「何でここにいるんだ?!」
貴「いや…学校からの帰りで、ここ近道で…」苦笑
伊達「なるほど、だから制服なのか」
萩原「怜花ちゃんは、本当に事件現場に遭遇しちゃうよねー…」
貴「…事件?」
見渡せば近くにキャメル捜査官もいる、その背後には地面が赤くなっており何かがあったんだと察する
内容を聞こうと口を開いた時、高級外車が歩道の路肩に駐車される
すぐに運転席側のドアが開き、コナンくんとFBIのジョディ捜査官がこちらに駆け寄ってくる。
コナン「!怜花!!……お姉さん、どうしてここに?!」
貴「私は学校帰りに、近道でここに」
ジョディ「キャメルも、なんで貴方がここにいるのよ?!」
キャメル「昨夜、友人に電話した携帯私のだったでしょう?ジョディさんの携帯、電池切れでしたから…それで警察から私のところに連絡があったんです」
松田「通話履歴が、通報の1時間前だったのさ」
ジョディ「?1時間前って…夏子が落ちたの今日じゃないの?!」
事件があったのは昨夜のこと。犯行時刻は9時ごろ
所持品の中に携帯も財布も無かったため、昼過ぎまで分からなかったが先生だと分かっていたためその線で調査したらしい。
被害者が渋谷夏子さん、小学校教師であると判明した。
萩原「その後、公園内に携帯が捨てられてるのを発見してあんたに連絡を回したんだよ」
ジョディ「それで、夏子の容態は?」
伊達「頭蓋骨陥没の大怪我で、なんとか手術が終わったらしいが意識がまだ戻ってない」
ジョディ「そう…」
キャメル「おそらく夏子さんは、仕事帰りに金目当ての犯人に襲われ、階段から突き落とされたってところでしょうか…」
松田「…いや、それはねぇ」
全「え?」
貴「…何か、見つけたんですか?」
松田「ああ、これだ」
キャメルさんの推測を違うとハッキリ言う陣平さん、断言する何かを見つけたとすぐにわかった
そして見せてくれたのは、採点済みの答案用紙の山