第81章 ギスギスしたお茶会12
貴方side
後ろで話してる私達とは裏腹に、前で歩きながら話す目暮警部や高木刑事やコナン、小五郎さん。
自動ドアを抜けたところで、小五郎さんがポツリと漏らす
小五郎「しかし、見舞客を毒殺とはな…」
高木「ええ…正直呪われてるんじゃないですかね?この病院」
全「え?」
高木「この前にも、色々あったみたいですしね…」
安室「色々って…」
高木「アナウンサーの水無伶奈が入院してたって噂になったり、怪我人が押し寄せてパニックになったり、爆弾騒ぎがあったか言ってたな…」
安室「…」
高木刑事が、思い出すようにツラツラと挙げられる内容は、全て赤井さんが多いに関わっていた内容
その話しに焦りながら、話すコナン
コナン「ね、ねぇ、高木刑事達!もう警視庁に帰らないといけないんじゃない?」
高木「げっ、ヤバ!こんなところで油売ってる場合じゃなかった!目暮警部に怒られる!」汗
松田「あ、俺も行かなきゃな」
安室「…じゃあ楠田陸道って男のことなんて知らないですよね?」
高木「…楠田陸道?…あ〜、そういえばさっき言ってた爆弾騒ぎの何日か前にこの近くで破損車両が見つかって、確かその車の持ち主が楠田陸道って男でしたよ」
安室「えっ?」
高木「この病院の患者だったようですけどね。急に姿をくらましたらしくって…。謎の多い事件でね、その破損車両の車内に大量の血液が飛び散っていて、1mに満たない血痕もあって…」
安室(1mに満たない、硬塞の飛沫血痕…拳銃か!)
貴「…」
チラリと零さんの顔を見れば、彼は鋭い表情になっていた
今ので確信したんだろう。楠田陸道の自殺が、赤井さんの件と関係してあることを
赤井さんが生きてる事は、零さんには伝わってないから尚更探してるんだろう