第69章 ジョディの追憶とお花見の罠12
貴方side
コナン「ねぇ、おじさんってもしかして目が悪いの?」
弁崎「え、なんで?」
コナン「だってあのスリのおばさん、おじさんの顔見てビックリしてたよ?あれってちょっと前に財布をスった相手がおじさんっだったからだと思うんだけど…」
弁崎「そ、そうなんだ…目が悪くて…」
元太「眼鏡かけねーと桜見えねーぞ!」
歩美「1人でお花見に来たの?」
弁崎「実はお守りを買いに…」
光彦「なんのお守りですか?」
弁崎「それは…」
女性「私のお守りでしょ?」
貴「!」
弁崎「も、素江…」
女性「この子のためのね…」
女性が手を当てたお腹は、膨らんでいた。買いに来たというのは、安産祈願のお守り
弁崎「家でじっとしてろって言っただろ?」
女性「貴方が全然帰ってこないから心配で見に来たんじゃない!」
ジョディ「じゃああなたはもしかして…銀行強盗の事件の時に私にガムテープを貼った…」
女性「あら、あの時の外国人さん?ごめんなさいね…あれは脅されて仕方な……うっ…」
喋っている最中、そして持っていた傘が手離され、女性は前に立っていたジョディ先生の方へ倒れこむ
女性「ううっ」
ジョディ「大丈夫ですか?!」
女性は旦那である弁崎さんに寄り添われて人混みに消えていく
哀「…つわりって妊娠初期にみられる症状よね?」
コナン「ああ…あの大きさだと妊娠6ヶ月はたってるとおもうけど…」
貴「…」
★★
オマケ ポアロ
次の日
安室「おはようございます、怜花さん」
貴「…おはようございます」
いつも通り、ポアロのシフトが入ってる。梓さんは休みだ
貴「…あの」
安室「?」
貴「昨日、花見に行きましたよね?」
安室「!……花見、ですか?」
貴「…変装したつもりでも、雰囲気は隠せてませんでしたよ…零さん」ボソ
昨日会った弁崎というマスク男は、多分零さん。という事は、後からきた女性は威圧感的にベルモット
安室「……松田達は気付いてなかったのに……よく分かったな」
貴「雰囲気です。何か、いつも会ってる感じがして!」ニコ
安室(直感か……末恐ろしいが、嬉しい気持ちも多少あるな…)