第68章 ジョディの追憶とお花見の罠11
貴方side
段野「私が大量の五円玉を賽銭箱に入れるところをあなたが見たっているなら認めてあげてもいいけど?!」
貴「…では調べても大丈夫なんですか?貴方の靴紐を」
段野「?……!!」
私が言い、靴紐を見る段野さんの顔色が青く変わる
松田「おそらく、束ねていたのはその靴紐。だからあんたは現場からすぐに立ち去れなかった…片方の靴紐がないから、普通に歩けば靴が脱げちまうしな」
コナン「鈴を鳴らした後に靴紐を結び直したようだけど、犯行に使ったならついてるはずだよ…撲殺した時に飛んだ、被害者の返り血がね」
段野「…」
高木刑事はそれを聞き俯く段野の靴紐をチェックすると見つかる、被害者のものと思われる血痕が
目暮「だが、何で黒い五円玉を余分に持っていたんだね?遺体のそばに置かれた五円玉は、今回黒兵衛にスられた時に懐に入れられたものだったんじゃなかったのかね?」
段野「…それはさっき貴方方に見せた方。置いたのは去年あのスリにスられた時に入れられた…息子の命を奪った五円玉よ!」
高木「む、息子って…」
目暮「もしかして貴方の財布のプリクラに写っていた…」
段野「ええ、そうよ…」
貴「…」
肯定した彼女は、静かに語る
去年も黒兵衛のスリの被害にあった事を。そして、財布に入れられていた車の鍵が無いために、喘息持ちだった彼女の息子が、幼い命を落とした事…
段野「それであのスリの事をネットで調べまくって出没しそうな場所で張ってたってわけ…」
高木「しかし何でプリクラを?あれが貼ってなければあなたの財布だと分からなかったかもしれないのに…」
段野「財布を開けばあのプリクラが目に入るでしょ?見せつけたかったのよ、あのスリに…あなたが盗み取ったのは、お金だけじゃない…1人の小さな男の子の命だってね…」
★★
事件は無事に解決した
貴「2人共!推理格好良かったですよ!」ニコ
萩原「!え、格好良い?!」
貴「はい!」
松田「まぁな。FBIとは違うんだよ」←
ジョディ「…っ…」怒
コナン「ジョ、ジョディ先生…!抑えてっ!」汗
コナンはジョディ先生を抑えながらも、これを機にある質問をする