第64章 ジョディの追憶とお花見の罠7
貴方side
ジョディ「黒兵衛が人気のないところに行くのを待って、撲殺したんだわ」
高木「じ、じゃあ黒兵衛に財布をスられた人が殺人を?」
目暮「だが、スリは複数犯も多いから仲間同士の仲間割れの線も捨てきれんが…」
コナン「黒兵衛は単独犯だと思うよ。自分で『スリがいるわよ』って騒いでたし」
ジョディ「え、どういうこと?」
コナン「スリがよく使う手だよ。スリがいるって聞くと、思わず自分の財布を確認するし、 スリはそうやってスる相手の財布の場所を知るんだけど、相棒がいたならその役をその人物にやらせるはずだしね」
ジョディ「なるほど…」
コナン「うん。だから、ぶつかった怜花お姉さんの財布も…」
貴「…!」
新一に言われ急いでカバンの中身を探すと、財布だけがない。どうしよう…財布の中には…
貴「…どうしようっ、急いで探さないと…」
松田「まぁ、金が取られたしな。後で一緒に…」
貴「違う!!お金は別にどうでも良い!!財布の中にはっ、私の大事な、お守りが入ってるんです!!」
萩原「え!?」
貴「っ私、探して来ます!!」
コナン「怜花お姉さん!?」
目暮「大丈夫だ、怜花君」
貴「!」
目暮「子供達が今探してきてくれて見つけてくれたよ、この中にあるかね?」
貴「……!あったー!!」涙
目の前に4つの財布を置かれる
GPS発信付で位置があった財布を哀達がおみくじの結び場、手水、神前、そして現場付近のゴミ箱から見つけてくれたらしい
カサッ
貴「……あった…良かった」涙
松田「…これは…」
ジョディ「……お守り?ずいぶん年季が入ってるみたいね…ずっと大切にしていたの?」
貴「…大切な物です、お金よりも。父の形見ですから」
ジョディ「!」
目暮警部達はすぐに分かり安心したようにこちらを見ている、ジョディ先生は意味が分かった表情をしている
☆☆
そして、私以外の3人の財布の持ち主は中身を見るとすぐに見つかる
偶然にも歩美ちゃん達と、その3人とは会っているみたいで今連れてきた
私は陣平さん達と一緒に居た為除外される、他の3人のうち1人が五円玉を遺体に置いたせいで手元に無いのではと踏み、事件はすぐ解決すると思われる………けど