第62章 ジョディの追憶とお花見の罠5
貴方side
ブブブッ
いきなり電話がかかってきる、相手は博士
ピッ
貴「博士、どうしたの?」
博士『た、大変じゃ怜花君!わしは、殺人事件を目撃したようじゃ!』
貴「え!?殺人事件を見たって!?」
全「!!」
驚きながらも場所を聞きコナンと走る、隣には陣平さん達
後ろにはジョディ先生や哀も着いてくる
☆☆
現場と思われる場所では野次馬が何十人と押し寄せていて、人混みを掻き分け先頭に出ると愕然
数十分前に見かけた小太りの女性が、頭から血を流して倒れている
歩美「うそっ…」
元太「さっきのおばちゃんじゃねぇか!」
光彦「なんで…」
萩原「殺害されてからそんな時間が経ってないね…」
松田「遺体のそばにマジックで黒く塗った五円玉…これは…」
コナン「黒兵衛だよね!?」
ジョディ「黒兵衛?」
松田「スリのあだ名だ。スッた相手の懐に黒い五円玉を3枚忍ばせてるのが所以で今警察も追っている相手」
ジョディ「でも…なんでそんなことするのよ?」
コナン「噂じゃあ語呂合わせで五円玉の『5』、黒兵衛の『黒』、それが『3』枚で、自分のために稼いでくれて『ごくろーさん』っつー意味らしいよ」
松田「…ガキのくせに、本当に詳しいなー?」ニコ
コナン「!……て、テレビで流れてたからね!」汗
その直後、博士が呼んだ警官がやってくる
ジョディ「遺体から離れなさい!」
警官「?貴方は?」
ジョディ「私は…」
松田「俺は警視庁捜査1課強行犯係の松田陣平だ」
萩原「同じく強行犯係の萩原研二、今すぐ出入り口を封鎖して」
松田「目暮警部に至急連絡を頼む」
警官「は、はい!」
ジョディ「…っちょっと、どういうつもり?!いきなり遮って…」
松田「こっちの台詞だ。俺達は日本の警察として職務を全うしている。たかが休暇来日が口実のFBIのアンタに文句言われる筋合いはねぇ」
ジョディ「…っ」
貴「…いつまで喧嘩してんですか…」呆
萩原「陣平ちゃんは誰にでも喧嘩吹っかけるから、困っちゃうよねー…」
コナン「はは…」苦笑
数分後、目暮警部と高木刑事が到着する