第60章 ジョディの追憶とお花見の罠3
貴方side
ジョディ「…」
松田「…ち、まだ居たのかよ」
ジョディ「あら。居ちゃ悪いかしら?」
松田「いや、FBIは暇人だなって思ってな!」
ジョディ「なっ…」
貴「そこまでですよ!ジョディ先生も、はいどうぞ!」
間に入りながら、ジョディ先生に苺飴を渡す。ったく、会うとすぐ喧嘩なんだから…
すると…
?「あれ?貴方、もしかして…銀行強盗のときに一緒に人質になった外国人の女性じゃないですか?」
ジョディ「え?」
声がガラガラの、マスクをした男の人がジョディ先生に話しかける
?「実は私、あの時貴女の斜め後ろにいて、貴女の目や口にガムテープを貼ったのは、私の妻だったんですが、覚えてませんか?」
ジョディ「ああ、はい…、なんとなく…」
?「じゃあもしかして、あの時貴女の隣にいた火傷を負った男は彼氏とか…?」
ジョディ「違いますけど…なんなんですか?」
?「ああ、いえ、だったらいいんですけど…。2、3日前に見かけたものでね…」
そう言って去っていこうとした男性の腕をジョディ先生は掴んで引き止める
コナン「どこ!?どこで見かけたの!?」
ジョディ「答えなさい!」
?「ええ…?」
貴「…陣平さん、研二さん…あの男の人、知りません?」
萩原「え?……うーん…知らない人だよ」
松田「知り合いか?」
貴「………いえ」
………なんか、雰囲気が…いつも会ってるような感じがするんだけど…気のせいかな…?
頭を使いながら考えてる私を、密かに見てるマスクの男の人には気付かなかった
そんな中
?「スリよ〜!スリがいるわよ〜!」
ドンッ
貴「わ!?」
コナン「怜花お姉さん!?」
いきなり叫び声が聞こえ、気付くとおばさんが私に勢いよくぶつかってきて足元が保てず転ぶ
松田「おい、大丈夫か!?」
萩原「怪我は?」
貴「私は尻餅ついただけなんで大丈夫です、おばさんは大丈夫ですか?」
おばさん「え、ええ…大丈夫よ」
しゃがみながら目の前のおばさんに手を貸しながら、起こす。子供達も手伝ってくれる