第45章 怪盗キッドと赤面の人魚1
貴方side
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鈴木大博物館
私と蘭やコナン、そして真純は園子に招待されある場所を訪れていた
園子「さあさあ、お立ち会い!」
多くの客が列をなし中に入れるのを待ちわびる外れで、園子が元気よく話しコーラの缶を取り出す
見た目は開封済の、クシャクシャに潰されていた缶っぽい
突然のマジックショーに、私達は?状態
園子「取り出しましたのは、一本の缶コーラ。ご覧の通り潰れてて、中身はもう一滴も入っておりません!」
逆さに降られてもコーラは出ない
園子「それを、私の念力で……はあああっ」
貴「…」
見てると、潰されていた缶は段々と元通りになり蘭は驚愕
蘭「戻った?!」
園子「へっへーん!もちろん、こうやって指で撫でると…プルタブも復活して」
蘭「え、嘘?!」
園子「コーラもちゃんと入ってるわよ!」
貴(……ふーん、かなりのマジックじゃん)
指で撫でるだけでプルタブの穴は消え、コーラを受け取り見る感じ中身は入っているみたい
園子は、多分一生懸命思いついたんだろう…
蘭「どうやったの?教えて!」
園子「へーん!ダメ。あわよくばキッド様の前で披露して、驚かせるつもりなんだから!」
……相変わらず、キッドか
キッドに見せる為だと分かりつつも、成功して嬉しそうな親友を見てると笑みが浮かぶ
しかし…
コナン「ぜんぜん驚かないと思うよ」
園子「…へ?」
コナン「だってほら、園子姉ちゃんの指に黒いシールがくっついてるし、それにその缶小さい穴が二つ空いてた跡があるし」
貴(新一?!)
タネが分かった新一は、わざと答えを話す
コナン「だから園子姉ちゃんは多分、キリか何かで開けた穴からコーラを半分出した後、缶を潰して穴を接着剤で塞いだんだよ。その後、缶の口が開いてるみたいに、穴のところに黒いシールを貼っておけば…」
世良「そっか!中身が一滴も入ってないってしてる時に感を強く振れば、コーラが泡立って炭酸ガスが発生しそのガスの力で凹みが戻り、指で缶の口をなぞってシールを剥がせば…。見事コーラが復活したように見えるってわけだね、コナンくん!」
園子「…」怒
爽快そうな表情で話すコナンに、震わせて怒りの表情の園子