第44章 甘く冷たい宅急便12
コナンside
安室さんと一緒に来たのか、横からすきを見ながら小太り男は、松田刑事の強烈なパンチにて気絶
2人は、扉を開け倒れてる怜花を見つける
松田「怜花っ!!」
萩原「急いで冷凍車から出そう」
哀「あの!」
松・萩「?」
哀「怜花さん、私に上着を貸したから…薄着になっちゃったのよ…」
松田「…ったく。お人好しだな、相変わらず」
萩原「そこが良い所だけどね」
松田刑事は、着ていた自分の上着を怜花に被せお姫様抱っこする
松田「坊主。目暮警部呼んだから、コイツ等は頼むわ」
コナン「え」
萩原「だって俺等、非番だし。面倒くさい」ニコ
コナン「ちょっ、怜花お姉さんをどこに…」
松田「病院(…嘘だけど)…じゃ、頼むな」
そう言いながら安室さんの車に乗り、別方向に走らせる
……安室さんと松田刑事達って、あんな仲良かったっけ…?
★★
オマケ 貴方side
貴「…っ……あれ」
降谷「目が覚めたか…?」
貴「……零、さん…」
周りが暖かくて、目を覚ますと…近くには零さんやヒロさん、陣平さんや研二さんが付き添っていた
ここ…零さん家…
萩原「具合は大丈夫?」
貴「…あ」
そっか、私……冷凍車に…
降谷「肝が冷えたぞ。お前が冷凍車で、倒れてて」
貴「…ごめんなさい」
ギュ…
松田「……いつもいつも、心配かけやがってっ…」
貴「…あの……ごめんなさい…」
松田「…無事で良かった」
抱きしめる陣平さんは、優しい表情で私を見ていた
萩原「…陣平ちゃん、何で抱きしめんの」
松田「あ?暖めてんだよ」
萩原「っだったら俺も!」
松田「なっ、離れろ!」怒
萩原「陣平ちゃんが離れれば?!」怒
貴「っ…あの…」
諸伏「お前ら、苦しがってるから止めろ」
苦しそうな私を見ながら、ヒロさんが間に入る
降谷「怜花、これでも飲んで温まれ。蜂蜜入りココアだ」
松田「何で蜂蜜…」
降谷「まろやかな味になるし、怜花は甘党だから良いだろ」
貴「…」
ゴクッ…
貴(…美味しい…)
優しい4人のおかげで暖かい気持ちになる私であった