第37章 甘く冷たい宅急便5
貴方side
?2「そうだな。2時間くらい経つし……あれ?なんかガムテープを一回剥がしたような跡が…」
?1「ああん? バーカ、誰が剥がしたってんだよ…」
大尉「にゃー」
全「!!」
?2「いま、猫みたいな鳴き声が…」
?1「チッ…さっきからなんなんだお前…子供の声が聞こえるって言ったと思ったら、今度は猫かよ…」
急いで大尉を手で口を塞ぐ
?1「まぁ人1人殺っちまったんだから、動揺してるのは分かるがよぉ」
?2「悪かったな。俺のせいでこんなことになっちまって…」
?1「仕方ねぇよ。届け先の相手がお前の浮気相手の女の旦那で、『お前のせいで離婚する羽目になった!!』つって掴みかかってきたんだからよ」
?2「こ、殺す気は無かったんだ。掴みかかってきた手を離そうと突き飛ばしたら、どこかに頭をぶつけてそのまま動かなくなっちまって…」
?1「ま、警察を呼ぶ前に俺を呼んで正解だったよ。こいつが持ってた財布の金、たんまり頂けたしな」
?2「で、でもよ、ホントにばれないのかよ…」
?1「心配すんな。しばらくしたら遺体を元のこいつの家に戻して放置し、頃合いを見計らって再び訪ねて、たったいま発見したように警察に通報すりゃバッチリだ」
★★
コナン「…出てくれ…」
コナンは、私の携帯の電池を温めちょうど履歴が上にあった陣平さんに掛ける
…ピッ
松田『もしもし、怜花か?今日ってバイトの日だろ?遅れんの?』
数分後で、陣平さんが電話に出てくれ急いで内容を伝えるコナン
コナン「松田刑事!」
松田『え…坊主?何で…』
コナン「今はお願いだから、僕達を助けにき…」
ブーブー…
コナン「え……ええ!?」
貴「……おい、まさか…」汗
コナン「充電が、無くなった…」
歩美「嘘…」
哀「なんてタイミングの悪さよ…」
大事な事を伝える前に画面が消え、充電が完璧に無くなる私の携帯
何度か電池を温めてるけど、冷凍車に長時間居る状況で無意味に近い
コナン「……けど、松田刑事なら勘とか鋭いから疑問に思ってくれるはず」
貴「確かに、今は他に何か出来る事を探すか…」
コナン「…!そうだ…」
貴「?」