第3章 探偵達の夜想曲3
貴方side
安室「へぇ、ネット上に探偵事務所を立ち上げたんですか!さすがは毛利先生、こんな事も出来るんですね!」
小五郎「ま、まぁな。ウチもグローバルな世の中に対応して、デジタル化しようと思ってよ」
貴(…これ作ったのって新一なんじゃ…)
機械関係が苦手な小五郎さんが作れるには、難しいに近い。多分安室さんもそれは見抜いてるがわざと煽てる
小五郎さんはふと自分の腕時計を見る
小五郎「さて、ライブも終わったしそろそろ依頼人が来る時間…」
ビロピロリン
彼の携帯にメールの着信音が鳴る
小五郎「えっと…【そちらに伺う約束をした樫塚圭ですけど、こちらの都合でお会いする場所をレストラン"コロンボ”に変えたいのですが…。その店ならそこから割と近いですし。時間通りにお会いできると思いますので…OKかどうかお返事お待ちしております…】…けっ、めんどくせぇ…断っちまうか?」
蘭「ダメよ、お父さん!せっかくのお客さんなんだから!それに私もコナンくんもお昼まだだからコロンボで済ませるし。怜花もまだでしょ?一緒に食べに行こ!」
貴「え?」
小五郎「じゃあこのサンドイッチはどうすんだ?」
蘭「これは、夕食用に冷蔵庫に入れておけばいいじゃない」
小五郎「けっ…晩飯サンドイッチかよ…」
サンドイッチを事務所の奥に持っていった蘭に、不満な小五郎さん
蘭「お父さん、タバコの灰落ちそう」
小五郎「あ?……あ」
蘭「もう!お父さん気をつけてよ!火事になったらどうするの?!
…もっとも、うちの家計は誰かさんがサボってるおかげで火の車寸前だけどね!」
小五郎「あ、そのシャレおもろい…」
安室「では毛利先生、僕もその依頼人との会合に出席させてもらってもよろしいですか?ちょうどポアロのシフトはお昼までですし…」
小五郎「別に構わねぇけど…同席すんなら授業料払えよ?」
安室「それはもちろん」
ちゃっかり一緒に行く約束を取り付けた安室さんに苦笑するしかない