第21章 灰原の秘密に迫る影3
貴方side
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山小屋
コナン(そんな…嘘だろ…?)
貴「…皆…」
山小屋は、手がつけれないくらい燃え上がってる状態だった
コナン「クソッ…!!」
消防員「あ、ダメダメ近づいちゃ!!」
コナン「離せ!中に…中に友達がいるんだ!!」
消防員「ええ!?」
コナン「離せよ!…元太!!光彦!!灰原!!歩美ィ!!」
貴「…っ皆っ!!」
世良「危ないっ!近づいちゃ!!」
中に入ろうとする私を必死に止める真純
そして、ガラガラと崩れる山小屋に私達は唖然するしかない…
すると…
歩美「コナン君ー!怜花お姉さんー!ここだよー!!」
貴・コ「!?」
近くの木辺りから声が聞こえ振り返ると、歩美ちゃんと光彦君と元太君が居た
歩美ちゃんは、少々煤けているものの無事
コナン「…良かった…」
貴「でも、どうやって…」
光彦「山小屋の屋根裏に住んでいたという女の人が、斧で扉を破って助けてくれたんです」
コナン「え」
博士「哀君はどうしたんじゃ?」
歩美「哀ちゃんなら、その女の人が先に助けて、安全な所まで逃げるように言ったって…」
光彦「さっき灰原さんから電話が来ましたから、無事なのは確かです!」
貴(…まさか哀、解毒薬で…)
コナン「その女の人、どっちに行った?!」
光彦「え?えっと…あちらに行きました」
どっちへ行ったのか聞き、私と新一はその方向へと向う
世良「なぁ君達!その女の人ってどんな人だったか覚えてるか?」
歩美「美人さんだったよ!」
元太「ちょっと灰原に似てたよな?」
光彦「だからこっそり撮ったムービーを送っちゃいました!」
世良「……!!」
★★
森の中
コナン「灰原ー!どこだー!灰……!?」
ドンッ
新一が誰かの足に引っ掛けり転ぶ
志保「遅い…誰かさんが助けに来てくれると信じて待ってたのに、まさか私がAPTX4869の解毒薬を飲んで元の体に戻る羽目になるとはね…」
貴「……ごめんね」
志保「怜花さんは悪くないわ。どっかの探偵さんに言ってるのよ」