第19章 行方不明2
貴方side
山村「でも大丈夫!この冬名荘は、我が群馬県警の庭のようなもの。子供達も殺人犯も、すぐに見つけてご覧致しましょう!」
コナン(大丈夫なのか、不安なのかどっちなんだよ…)
……警察でこんなに不安な人は、山村警部以上に居ないんだけど…
目暮警部や陣平さん達呼びたいなぁ……って考えてると、早速真純やコナンが殺人事件の謎解きを探していた
2人が居るなら、殺人犯はすぐに見つかるだろうと私は哀の携帯に引き続き掛けていた
★★
しばらくすると、警官の1人が山の中付近にいた3人の男を連れてきた
1人目は、米住速男.フリーター.ここに来たのは来週やる予定でキャンプの下見を見に来たらしい
2人目は、宇佐木跳三.写真家.日本各地のキャンプ場の写真を撮ってるらしい
3人目は、岩隈猛也.写真家.ブログに載せる蓮華躑躅を携帯で撮りに来たらしい、今はちょうどオレンジ色だから
貴「…」
コナン「繋がるか?」
貴「いや、全然……哀なら、電波が繋がる場所に行くはずなのに」
コナン「ああ。今も犯人から逃げてるか、或いは動けねー場所に居るか」
貴「……閉じ込められてるって事…か」
犯人を見つけないと、居場所が分からない
★★
コナンと真純は、遺体近くを見ていた
すると、近くに足痕がありそのサイズを山村警部に頼んで聞いてもらうが…
3人とも靴のサイズは26センチで、推理は振り出しになる
コナン(くそっ…あの3人の中に犯人がいるんなら、早く突きとめて皆がどこにいるか直接聞くのが一番早いんだけど…)
役に立つ発信機付き探偵バッジも、テントの中にあり使えない
貴「…こうなったら、森の中を探すしか…」
博士「そうじゃの…日が暮れて影も長くなってきておるし、暗くなる前に見つけんと…」
コ・世(…影………あ!!)
隣を見ると、2人はニヤリと笑顔を浮かべていた
あれって、犯人わかった顔だな…
★★
数分後…
山村「…利き手?」
コナン「そう。遺体の斧の跡や、遺体を埋めようとしていた穴の周りの足跡から、犯人が右利きである証拠」