第17章 偶然の再開
貴方side
__
"冬名ショップ"
貴「しっかし…キャンプやるのに、道具忘れるなんて……行く時声掛けたよね…?」
博士「う……すまん、すっかり入れるのを忘れてての」
キャンプ場に着いたのは良いものの、肝心のご飯を作る飯盒やその他もろもろ家に忘れてきた博士。
まぁ、私も急いでて確認しないのが悪かったな…
コナンと博士で近くのショップにて、買いに来た
博士「おー、あったあった。流石キャンプ場の側の店じゃ。キャンプ道具が何でも揃ってるわい」
コナン「…んじゃ、ついでに米も少し買って行くか。元太の奴、いつも足りねぇってうるせぇし」
博士「そうじゃの。だったら飯盒ももう少し買った方が良いかの」
コナン「…良いけど。どーせ、博士の飯の盛り付けすんの怜花だろ?」
貴「うん……ちゃんと、"適度"に盛り付けるからね」ニコ
博士「……そ、そりゃ米ったのオ…」汗
貴・コ「…」
いつもの博士の寒いギャグに、無言になるしかない私とコナン。どんなリアクションすれば良いか分からない
すると
世良「僕は、断然お米よりパン派だけどな」
コナン「!?せ、世良!………の姉ちゃん」
貴「真純…どうしてここに…」
いきなり隣に、真純が居てビックリ
世良「偶然さ。群馬の紫陽花でも見に行くかーってバイクで通りかかって、お腹空いたなぁーってここに入ったら、運命的に怜花とコナン君に会えたという訳さ!」
コナン(…偶然、なのか…?)
貴(こんな場所を…?)
疑問しか浮かばない私達だが、博士は真純が持ってるカゴを見る
博士「…にしても、ずいぶん買い込んでるのう」
世良「今日の昼と夜と、明日の朝の分だよ。だって、僕の分ないだろ?」
コナン(…おめえも、キャンプ行く気かよ…)
貴「材料あるなら真純の分も一緒に作ろうか?」
世良「!良いのか?!いやあ、助かるよ。僕、あまり料理得意じゃないからさー」
貴「私が作ったので良ければだけど」
世良「全然大丈夫!むしろ嬉しい!怜花、料理も得意だって蘭ちゃん言ってたし」
コナン(…いつの間にか一緒にキャンプやる事になってるし)
こうして、真純を含めてショップを出て哀達が居るテントに歩いていく