第12章 探偵達の夜想曲12
貴方side
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阿笠『なにぃ?!コナンくんが誘拐されたじゃと?!しかも殺人犯にか?!』
哀『!』
貴「そう!だからコナンのバッジの反応を追跡メガネで追って!」
阿笠『わ、分かった!予備のメガネで追跡できるが……』
途中、キャッチホンが耳に聞こえる
貴「ごめん、博士。キャッチホン来た、コナンからかも!。場所わかったら電話して!」
電話を切り、キャッチホン相手を確かめずに携帯をタップして電話を繋げる
貴「あ、もしもし…」
世良『どうして突然電話切ったりするんだよ!僕のこと嫌いなのか?!』涙
貴「真純!?」
相手は真純で、大声で叫ばれる。若干涙声に聞こえる
貴「ごめん真純!こっちもパニックで、コナンが誘拐されて…」
世良『えっ?コナンくんが?』
早口だが、今の状況を伝えながら電話を切る
……とりあえず、この家は…何かおかしい、全く言って良いほど…女物がない
☆☆
別の部屋
貴「…」
蘭達に見つからないようにこっそり別の部屋を検索していた
貴「…やっぱ予想通り、ここに住んでるのって…」
安室「圭さんではないですよね」
貴「!…わああ!?い、いつの間に…」
背後にいつの間にか、零さんが立っていた
安室「こっちの台詞だ。探そうとしてたら、先に探してるし」
貴「……あはは、ごめんなさい」
安室「…怜花も、犯人は分かってるんだろ?」
貴「まぁ、正直毛利探偵事務所での拳銃事件から疑ってます。圭さん………いや、多分圭さんは…自殺した男の方」
安室「…同意見だ。ただ、コナン君が一緒だと…こちらは何も出来ないな…」
貴「大丈夫です」
……新一なら、あの人を止めてくれるはず
貴「コナンは、自ら着いて行ったと思います。あの人を、止める為に」
安室「…」
貴「私達は、何か見つけられたら良いんですが」
安室「…他の部屋は探した、何もなかったよ。毛利先生達の所に行こう」
貴「はやっ」
相変わらず、何事も早いなぁ……