第4章 進展。
今日は、大きなショッピングモールにて買い物。
服を見て回って、お互いに似合う服を探したり。
雑貨を見て、二人で笑ったり。
私の好きなブランドのショップに居るとき、宏光が一つの服を持ってきた。
淡いピンクの可愛いワンピースだった。
「わぁ、かわいい」
素直に感想を述べると、
「これ、ゆりさんに似合うと思う!」
と笑顔で言った。
でも、私はピンクはちょっと恥ずかしくて着れない…
なんて思って躊躇していると。
鏡の前に連れて行かれ、私の後ろに回りこみ、私にそのワンピースを合わせた。
「ほら、可愛い!」
そういって鏡越しに私に笑う。
そういうところ、ドキドキしちゃう。
「でも、ちょっと可愛すぎるんじゃ…」
「そんなことないよ!よし、買ってあげる。」
なんて言ってスタスタと店員さんのもとへ行き、これください、と渡しているではないか!
はっと我に返り、追いかけると、
「いーの、オレが着て欲しいんだから。」
「でも…」
「ただし!コレを着るのは俺と会うときだけね!」
なんて冗談っぽく笑う。
その笑顔、反則だよ…