第1章 素直な気持ち(五条悟)※
『…七海さん、勘が本当に鋭いんだよな〜…』
七海の背中を目で追いながらポツリと呟く。
『'素直に'…かぁ…
まあ、そのうち時間が解決してくれるだろうから…』
夢実は自宅へと向かった。
ー数日後ー
悟「ハァーイ!
みんなお疲れサマンサ〜!
さぁ、今日の任務も張り切って行こー」
野「おぃ、いつもいつも遅いんだよ!
何度待たせれば気が済むんだっ!」
悟「えー、ごめん〜
目の前で転んだばぁちゃん助けててさぁ(適当)
でもみんなで話したりいい絆の深め合いできるでしょ〜」
野「そーゆう問題じゃねぇんだよ!!」
悠「まぁまぁ釘崎、もういいじゃねーか。
任務行こうぜ!」
野「虎杖ィ!おめぇはちいっと黙っとれ!
ちょっと夢実!
あんたもたまにはガツンと言ってやれ!」
『えっ、あっ…う、うん…!!』
野「?ねえ夢実、最近ずっと変だよ?
最近というか、ここ数ヶ月くらいずっと空気みたくなってるけどどーした?」
『そうかな?
全然そんなことないんだけど…』
野「ふーん?ならいいんだけど…」
恵「五条先生、ちょっと。」
悟「ん、どーした?」
恵「…倉本と何かありましたか?」
悟「…あった、って言ったら?
(恵…絶対何か勘繰ってんな〜…
すげー怒ってる…)」
悟の一言で彼を凄い剣幕で睨む恵。
悠「さ、これでみんな揃ったしそろそろ任務に行こうぜ!」
野「おい、何おまえ仕切って……」
恵「いや、今日は俺、虎杖、釘崎の三人で行くぞ。」
悠・野「は???」 『え???』
悠「おい、伏黒どういうことだ?」
『恵、ちょっと待ってよ…』
恵「今日倉本は見るからに調子が悪い。
任務の内容は伊地知さんに聞いてある程度把握しています。
呪霊も階級・数ともに問題なく、俺たち三人で十分祓えます。
不調の彼女を連れて行くまでもありません。」
悟に淡々と話す恵。