第1章 素直な気持ち(五条悟)※
野「ねーえ、夢実〜!
今日虎杖と伏黒と焼肉行くんだけど勿論行くよね??」
『お、いーねぇ!行く行く!
恵の奢り??』
恵「んなわけねーだろ。」
『ちぇ〜』
悟「おーい、何の話ししてんのー」
『…!!』
悠「今日みんなで焼肉行くんだけど五条先生も来る?」
悟「おお、いいなぁ。
僕も行っていいのー?」
野「奢ってくれるなら!」
悟「釘崎ほんとちゃっかりしてるなー!
ま、この前給料出たしいーよ、奢ってあげるー」
悠「えっ!まじで!先生ありがとう!」
『あ、あのっ…!』
野「どーしたの、夢実。」
『私…用事あるの忘れてた!
今日はパスさせてもらうね!』
野「えー、そっかぁ…
じゃあまた次のとき行こうねー!」
『うん、ごめんね〜!』
悟「………」
解散し、夢実は一人帰宅することに。
『…先生にフラれてもう2ヶ月経つけど…
あれから全然話してないなー…』
ま、任務が重なって殆ど顔合わすこともなかったしね、と自嘲する夢実。
「倉本さん?」
突然背後から夢実を呼ぶ声がした。
『あっ、七海さん!』
「何故こんなところに?
今日はみんなで焼肉じゃなかったんですか?
釘崎さんからしつこいくらい誘われましたが…」
『あー、えーっと…用事があったので…』
「…五条さんと何かあったんですね。」
『はっ?いや、なんでっ……』
「最近あなたたちの様子がおかしすぎるので。
気付いていないかもしれませんが、五条さんも変です。
あの人もここ2ヶ月程ずっと上の空なので。」
『………』
「まぁ私にとってどうでもいいことなので特にさぐったりはしませんが…
二人とももっと素直になったらどうですか?」
『え…?』
「では、失礼します。」
七海はその場を去っていった。