• テキストサイズ

*Sweetie*-呪術・虎杖悠仁-

第2章  Episode.02


 

「…私みたいな女子が一緒なの、変じゃない?…」

「へ?何でよ、伏黒ー。も一緒いいよな?」


虎杖くんの問い掛けに、絶対嫌な顔されると思ってたのに。


「おぉ、来いよ。悟さんは俺の保護者みたいな人で、まあ色々と世話になってるから紹介するわ」


と言って、あっさりと了承してくれた。

前に話した時はこわくて顔を見れなかったけど、真っ正面から見た伏黒くんの顔は、無表情だけど優しい顔をしていて、下ばっかり向いてたから気が付かなかった。

壁を造ってたのは、もしかしたら私の方なのかもしれない。

周りにいた男の子達も、行こ行こ、と私を歓迎してくれた。

少し顔を上げただけで、変わった風景。

恐いイメージしかなかったクラスメイト達が、今は冗談を言い合って笑ってる。

皆、こんな風に笑うんだ。


「な、みんなもこう言ってるし、行くでしょ?」


再度の誘いにこくりと頷くと、虎杖くんがニコッといつもの笑顔をみせた。




/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp