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らぶみーてんだー【鬼滅の刃/短編/R18】

第1章 チョコと煙草 *宇髄天元*




の腕を振りほどき、正面に向き直ると荒く頬を引き寄せ、キスをした。

「…っんん!」

突然のキスに戸惑ったのか、驚いたのかは身を捩る。


逃げないでくれっ…今は、今だけは……



「…悪ぃ。忘れてくれ…」

唇が離れるのを惜しむように塞いだ唇を離すと、突然したことに謝罪した。

「忘れる訳…ないじゃん。嫌な訳ないよ…私が好きなのは宇髄先生だよ…」

「っ、お前、さっき男と一緒にい」

「違う!私が、告白…されたのっ…」

だんだん声が小さくなって、告白をされたことに対しての恥ずかしさなのか、少し頬を染めながら俯く。


さっきのあれは、俺が勝手に勘違いをしていたのか…?じゃ、こいつが俺を好きっていうのは…

「っ、…はっ…情けねーっ…」

片手で顔を覆い、嬉しさに込み上げたものを溢れないよう上を向く。

「…え、先生?泣いてるの!?」

「うるせーっ!泣いてねーよっ!!まだっ」

まだ、溢れてない。でも見られるのは情けないから、こいつの顔も片手で覆ってやる。

「ちょ、見えないっ」

「黙っとけ」


黙らせるように再び唇を奪ってやった。




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