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らぶみーてんだー【鬼滅の刃/短編/R18】

第1章 チョコと煙草 *宇髄天元*




起こさないようにそっとスカートの裾を少し捲り上げれば、形のいい尻が覗く。

「…お?白地にピンクレースか…なかなかいいじゃねーの、ありだな。」

覗いたそのものに満足し、先程付けそびれた煙草に火をつけて、壁に寄りかかる。

「確かに昼寝には良さそうな場所だな…」

春の暖かい日差しが気持ちいい。目を閉じてそよ風を感じていると「んぅ…」と声がする。
起きるか?と思って顔を覗き混めば、ふにゃりと頬を緩ませてそのまままた寝息をたて始めた。

「なんだよ、また寝るのか…睫毛長ぇな…」

寝ながら笑うなんてどんな幸せな夢見てんだこいつは、と思いながら顔を改めてまじまじ覗くとふさふさの長い睫毛、少しぽってりとした唇…もっと近くで見てみたくなり、徐々に顔が近くなる。

「肌も綺麗だな…」

そう呟くと閉ざされていた瞼が開いて、綺麗な淡褐色の瞳と視線が合う。


「お、起きた」
「…っ!?きゃ、きゃあああああぁっ!変態!!!」

スッパーーーーン
「ぃっ…てぇー!!」



平手を食らった左頬を擦りながら、目の前の女子生徒を少し睨んで見る。
その女子生徒は何度も頭を下げながら「ごめんなさい」と謝ってきた。

「もういいって。寝起きに知らねーやつの顔が目の前にあったら誰でもこうなるわ…」

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