第1章 チョコと煙草 *宇髄天元*
と出会ったのは去年の春。
この高校に新しく赴任したての頃に、こいつに出会った。
「はぁー、どっかヤニ吸える場所ねーかな…ヤニ切れだ、ヤニー……」
俺はどこか見つからなそうなところを探し、歩き回っていた。すると、屋上への階段があることに気付く。
「お、良さそ」
階段を上り、誰もいないであろう屋上の扉を開けた。
「おー、ビンゴ。誰もいねー、さてと」
辺りを見回すと、誰も居なそうだ…
ポケットから煙草を取り出し口に咥え、火をつける。
待ちに待った瞬間…と、思った時だった。
視覚になってるところに、足が横たわって見えた。
誰か倒れてるのか…?
「おいっ、大丈夫…か…?」
慌てて覗くと、気持ち良さそうにすやすやと眠っている女子生徒がいた。よく見れば、寝ている下にレジャーシートを敷いていた。「昼寝、か」と呟いて、そいつを起こさないように隣に座る。
「ふっ、気持ち良さそうに寝てやがる。…お、パンツ見えそ」
気持ち良さそうに眠る女子生徒のスカートを少しひらっとさせれば中が見えそうになっていた。つい、好奇心でその中を見てみたいと思うのが男の性。
いや、教師がこんなことやっちまったら速攻でクビだよな…でも、誰も見てねーし、こいつも起きなそうだし…
ひらっ