第2章 余裕 *冨岡義勇/R18*
「無理矢理されているのに、濡れている」
「ちがっ!…そんな、ことっ、ないで、すっ…んぁ!!」
濡れている"密口"に指を入れ進めると、その"なか"がきゅうきゅうと冨岡の指を締め付ける。先程軽く絶頂を迎えたことでの"密口"からは愛液が溢れ出て、太ももを伝っていた。
「こんなに溢れているのに、それでも濡れてないと言えるのか…?」
耳元でそう囁けば、または涙が止まらなくなる。
「やぁっ、もう…やめて、くださいっ…ぐすっ…こんなの…やだ、冨岡さんじゃ、ないです…」
うつ伏せになっているため、顔が確認出来ないがが泣いていることにはじめて気付く。
冷静さを取り戻し、ひどいことをしてしまったと罪悪感に棹なまれる。
「…っ、すまない。どうかしていた…」
押さえつけている手を離すと、が起き上がり冨岡を見つめる。
「どうして、こんな…こんなことするんですか…?」
「…っ、どうして?そんなこともわからないのか。お前は本当に鈍いな」
そう言って、少し呆れたように笑った。
「言ってくれなきゃ…ちゃんと言葉にしてもらわないとわかりません。私、鈍いし…ドジだし…」
「俺はお前が好きだ。ドジだが、それでも努力して頑張っている姿にいつの間にか惹かれていた…」
思いもよらない言葉にの目は大きく開かれる。
「…え?冨岡さんが…私を…?」
そう聞き返すと頬を少し染め口元に手を持っていき、そっぽを向く。
「何度も言わせるな……戯け者」
「た、たわけっ……えっ、冨岡さんもしかして照れてます?!」
先程まで泣いていたはずのは、レアな冨岡の表情に興味津々だ。