第4章 香水のせいだよ→ジンさんの部屋(ジン)
「ここはジンさんが一肌脱いで、ちゃんを救ってあげましょうかね」
「ジンさん、ありがとうございます」
私はホッとした表情で笑顔を浮かべた。
「それ相応のお代はいただくけどな」
「お代って。。」
「よっ」
ジンさんがひょいと私を担ぎ上げて、ジンさんのベッドの上に座らせ覆い被さってくる。
いやな予感しかしない。
「いやー飛んで火に入る夏の虫というかなんというか。そもそもジンさんの部屋は立ち入り禁止だって言ったよな?」
「ぇ、えぇまぁ。。」
「それでも俺の部屋に来たってことは、覚悟は出来てるんだろうな」
「覚悟って!んっっ」
ジンさんは私の胸に顔を埋めてきた。
「やっ!!ジンさん!!やめてくださいって!!」
「ダーメ。しばらくこのままジンさんに身を任せておきなさいな」
ジンさんは私の胸を両手で揉みしだきながら顔を埋めている。
「お前さん、結構いい胸してるんだな。これは揉みがいあるな」
「ひゃぁ!!」
ジンさんは、私の胸の突起をたまに引っ掻きながら反応を楽しんでいる。
「、お前さん襲われてるのにいい反応するな?」
「ジンさん!待ってくださいっっ」
「待ってもなぁ」
ジンさんが器用に私の服のボタンを外してくる。胸がこぼれて、直接ジンさんの無骨な手で鷲掴みにされる。
「やっだぁ。。」
逃れようとするも、全く動けない。
「ん、、すごくいい匂いするな。。。」
ジンさんが私の胸に顔を埋めながらクンクンと匂いを嗅ぐ。そのまま顔を耳元に寄せると、耳たぶを噛んできた。
「ひゃあ!?」
「んーいい反応」
「ジンさんっ本当にダメなんですからっっ」
「何がダメなんだ?」
「そういう!エッチなことすることです!!」
「エッチなことね」
ジンさんはクックっと笑うと、急に真顔になってこちらを見つめてくる。そしてその口から出てきた言葉はとんでもない言葉だった。
「いやもう、ちょっとからかうだけにしようかと思ってたんだけど、その言い方可愛いから反則なのでどエロいことすることにした」
「どういう理屈なんですか!!」
ジンさんの顔からなんとか遠ざかろうとぐいぐいと顔を押しやろうとするも、すぐにジンさんの大きな手に私の手も軽くまとめて押さえつけられ逃れようがなくなる。