第1章 理想のペアと藍羽ルイと眞宮孝明
「楽しい料理対決とサブタイトルはそうなっていますが、そう楽しいってわけじゃないのがマジヴァジーの特徴です。でも、やっているうちにきっと楽しくなってきますよ」
「最初はゲストの君たちのわがままを聞くが結局、俺や藍羽くんのわがままで進行する変な番組だ。君たち、そんなに緊張しなくて大丈夫。自分の好きな場所、好きな人たちと過ごしていると思って楽しくやろう」
眞宮の言葉で丸井と木手は大きく頷きました。ルイも頷き、腕時計を見て知らせます。
「そろそろ、スタンバイした方がいいですね」
「そっか、サンキュー、藍羽くん、時間のこと忘れてたぜ。丸井くん、木手くん、ぼちぼち行こうか」
眞宮が先に行き、ルイがついて行き、それぞれの立ち位置に移動しました。
「丸井くん、ガチガチですよぉ」
「お前こそ」
理想のペアも、眞宮の指示した位置に移動します。
楽しい料理対決の収録がもうすぐ始まろうとしていました。スタッフの合図とともに、ルイと眞宮が番組を進行していきます。マジヴァジーが始まりました。
「「みなさん、こんばんはー」」
ルイと眞宮が笑顔で手を振り、あいさつをします。
「MARGINAL#4の藍羽ルイでーす」
「VAZZYの眞宮孝明でーす」