第9章 Mermaid 及川
「ママがブラジル人でほとんど日本語も話せなかったから、子供の時は外人とかハーフっていじめられてた」
「…ハーフねぇ…俺からしたら歩はハーフって言うよりダブルかな」
「ダブル?」
「日本とブラジルが半分ずつじゃなくて、どちらも併せ持ってる女性って感じかな?」
「そんなこと言われたことないから恥ずかしいわ」
「どうして?大胆で官能的かと思えば繊細で思慮深い…俺は君みたいなヒトに会ったことないよ」
「トオルだってそうよ、南米の血が混じってるんじゃないの?」
彼女が俺の腕からスルリと抜けてベッドから起き上がり、俺も少し身体を起こし訊ねる
「それって情熱的ってこと?」
立ち上がった彼女は、机の上のカメラを取り出し、こちらにレンズを向ける
「それもあるけど…トオルはすごくセクシー」
カシャッとシャッターが切られる
「待って、今トオルのトオルが写ってなかった?」
「アハハ、写してないわよ」
豪快に笑う姿も美しい
「セクシーなのは歩の方でしょ?」
グッと手を引きベッドに呼び戻し、俺の上に跨らせる
「おいで」
そう言って三度硬さを帯びた肉棒を、彼女の蜜壺に当てがう
「ぁあっ…トオル…またこんなに」
「歩こそ溢れて…欲しそうにしてる」
「やだっ…恥ずかしい」
「挿れるトコ見せて」
「やっ…あ」
恥じらいながらも彼女はしゃがむように脚を開き、自分の中央に肉棒を沈めていく
ズプププ
「あっああっ…」
「歩…繋がってるの見えてる」
「やっ…言わなっ…ンンッ」
ドチュッドチュッドチュッ
彼女が腰を降ろす瞬間に合わせて下から突き上げる
結合部からは2人の混じり合った白濁の液体が音を立てる
「アッアッアッ深…イッ」
彼女が上下に動く度、カタチのいいバストが上下に揺れる
俺はそれを両手で掴み、先端を指でグリグリと刺激する
「アッアッアッ」
彼女のナカがキュンキュンと締まる
「これ、いいの?」
先端を摘む指の力を強める
「クルッッッ」
ビクビクと身体が波打ち、彼女は俺の上に倒れるように覆い被さる
そうするとちょうどバストの先端が顔の前に来る