第30章 sprout2 佐久早
そしてたっぷりと口付け合った後、臣くんは
「歩さんの方から、エッチなこと言わせてごめんね…勇気いったでしょ」
と言った
私はコクリと頷く
「ずっとこんな風に歩さんを滅茶苦茶にしたかったし、生で入って中に出して、俺のモノってしたかった」
そう言って臣くんは私の首筋に舌を這わせる
「…ん…」
「でも俺は準備不足が嫌で、結果的に歩さんを待たせることになった」
「そんなことないよ」
「歩さんをしっかり養えるほど稼いでから、ご両親にもちゃんと挨拶して、クリスマスにレストランでプロポーズして、結婚してから子供…とか頭で考えすぎてたかも」
「そんな風に考えてくれてたんだ」
「そもそもレストランでプロポーズなんてしなくても、世界一美味い料理は歩さんの料理だし」
「ありがとう」
「まさか自分がこんな状況でプロポーズする人間だとは思わなかったけど…歩さん、結婚しよう」
繋がったまま、指と指を絡ませながら彼が言う
「はい」
嬉しくて涙が溢れる
「泣かないで歩さん」
「だって…臣くん、大好き」
「俺も…愛してる」
また私のナカで臣くん自身が質量を増し、精液と愛液を混ぜるようにゆっくりゆっくり出し挿れされる
ヌッチュヌッチュヌッチュ
「アッアッ…」
私は何度も絶頂し、子宮奥深くに何度も臣くんの愛がたっぷり注がれた
ー次の日
「あーあ、準備不足が嫌だとか言って、あんな最中にプロポーズするとか俺どうかしてるな」
「確かに臣くんらしくはないね」
「やり直そうか?」
「いいよ、やり直さなくて…あ、でも」
「でも何?」
「…宮さんみたいだとは思った」
「!!…やっぱやり直す」
ーend