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short PARADOXXX(ハイキュー)

第9章 Mermaid 及川


彼女は水を滴らせながら、カメラに近づき手に取る

その後ろ姿に釘づけになる

およそ日本では見ることのないTバックの水着から、盛り上がる張りのあるヒップ

今までに見た誰よりも美しい

そう思った

「こんな風に」

そう言いながら彼女は俺にカメラの画面を見せる

振り上げたロングヘアーから水飛沫を上げ、月明かりに照らされる彼女の写真が幻想的に映し出されている

「やっぱり人魚姫じゃないか」

「だから人魚姫は嫌いよ」

そう言いながら彼女はカメラや三脚を、砂の上に置かれた大きめのリュックに仕舞う


「探してた女が隣にいるのに気づかず、他の女にうつつを抜かしてる愚かな王子様のために、泡になって消えるなんてごめんだわ」


彼女がタオルで身体を拭きながら近づいてきて、軽く握った手を俺の胸にトンと当てる


「私なら…王子様を殺すわ」


俺をまっすぐに見つめる彼女

胸に置かれた手を握り、力を込めて引き寄せる

君が人魚姫だとしたら…


「俺なら、他の女なんて目に入らない」




唇を重ねる

角度を変えて激しく舌を絡ませる

クチュクチュ

引き寄せていた手を離し、しなやかな身体を抱きしめる

彼女も応えるように俺の首に腕を回す


ハァハァハァハァ

ハァハァハァハァ

波間に2人の息遣いが聞こえる

「名前は?」

「歩よ、あなたは?」

「トオル」





「トオル…」

耳元で囁かれ、ゾクゾクとする

今までそれなりに沢山の女の子と付き合った

経験もしてきたはず

それでもこんな感情は知らない


彼女の頬を優しく両手で掴み、絡み合うように口付ける

歩は少し背伸びをし、俺の背中に手を回す

頬を撫でていた右手をスーッと降ろし、ビキニをずらして形のいい胸を揉みしだく

既に硬くなっている先端をコリコリと指で摘む

「アッ」

彼女の脚の間に太腿を差し入れると、ピクンと身体が反応する

もう片方の胸に吸い付き、痕をつける

「ンッ…」

彼女の口から色っぽい吐息が漏れ、頭がクラクラする

二つの膨らみを貪る俺の髪を、彼女の細い指が撫でる

彼女の胸からツーっと指を這わせて、剥き出しのヒップを右手で優しく撫で、そのままビキニの中に手を差し入れる
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