第4章 mine 月島
「やぁっ…おっき…
「歩さんが狭いんデショ」
彼女のナカが暖かく絡みついてくる
下からガンガン突いてやると、歩さんは僕の上に跨って喘ぐ
「好きに動いて…ハァ 歩さんのいいように」
最初は恥ずかしそうにしていた彼女だったが、徐々に腰を浮かし前後にグラインドさせてくる
クリトリスが擦れるのが気持ちいいのか、結合部から愛液がどんどん溢れ出す
「もう…エロすぎでしょ、ここ気持ちいいの?」
厭らしく腫れ上がったクリトリスを指でグリグリ刺激してやる
「ァアアアアンンンンンンッ!!!」
彼女が後ろに仰け反り、ナカがギュッと締め付けられる
「締めないでよ、出ちゃうでしょ」
「イヤッ いっちゃうっ!らめっ!いっちゃうのっ!」
彼女は自分から上下に腰を振り快楽を貪る
パチュッ パチュッ ヌチュッ
「ハァハァ…っ言って!どこにほしいの?」
「あああっっ ナカっ 蛍のっ ちょーだい」
理性が飛ぶ
地獄に堕ちる
別にいい
ドチュッドチュッドチュッ
ビュッ ドクドクドク
歩さんの腰を掴んで最奥を貫くと同時に精を注ぎ込んだ
ーそれから
まだ高校1年生だった僕は歩さんの身体に溺れた
何度も何度もナマで犯した
彼女は春高の時も東京まで応援に来てくれた
宿を抜け出して会いに行き逢瀬を重ねた
それでも
タリナイ
タリナイ
タリナイ
季節は移ろい、汗ばむ季節になった
気づけば僕たちが出会って半年が過ぎていた
いつものように情事が終わり
繋がったまま抱き合っていた
歩さんが僕の両頬を包み、下からキスをする
「蛍‥大好きよ」
「ウソツキ」
「え?」
「僕のモノにならないくせに」
そう言うと彼女は悲しそうな顔をした
「私は蛍のものよ」
「…じゃあ…旦那さんと別れてよ」
「…いいよ」
「え?」
「蛍が望むならそうする
私の全てを蛍にあげる
…でも
蛍は何もくれなくていい」
そうして歩さんは僕の前から姿を消した