第11章 頼れる仲間
大量の水が俺を包み込み
松明丸が消えたのか辺りが急に暗くなる
これも呪霊の仕業なのか
3m近くある廊下が水で満たされている
逃げようと後ろを振り返ると
少ししか進んでいないはずの廊下が
先が見えないほど伸びていた
ひおり!
周りを見渡すがひおりの姿はどこにもない
どこだ…どこに連れていかれた
水の中では呪言は使えない
何よりひおりも被害に遭う
そうこうしているうちに
息が苦しくなり始める
やばい…
やばいやばい…
このままじゃ確実に…
水の向こうから大きな鳴き声が聞こえる
声は衝撃波となって廊下いっぱいの水を消し飛ばした
「狗巻先輩!
大丈夫ですか?」
ひおりが探次と共に駆け寄ってくる
良かった…無事だったんだな…
肺に入ってしまった水を吐き出すように咳をする